こんにちは。
私は42歳のシングルマザーで、8歳と5歳の子供を育てながら、フリーランスのWebデザイナーとして働いています。
今回は、離婚を経験し、ゼロから再出発した私の物語を皆さんにお話ししたいと思います。
離婚は誰にとっても簡単な決断ではありません。
特に子供がいる場合、経済的な不安や子育ての負担など、乗り越えなければならない障壁は数多くあります。
しかし、私は自分の強みであるWebデザインのスキルを活かし、新たな人生を切り拓くことができました。
この記事では、離婚後の生活と将来への不安、スキルアップのための努力、独立への道のりなどを赤裸々に綴ります。
同じような境遇にある方々に、少しでも勇気と希望を与えることができれば幸いです。
離婚後の生活と将来への不安
経済的な不安と子育ての両立
離婚後、私は一人で二人の子供を育てながら、生計を立てていかなければなりませんでした。
夫の収入に頼っていた専業主婦時代とは違い、経済的な不安は計り知れませんでした。
子供たちのために安定した生活を送りたい。
でも、仕事と子育ての両立は本当に難しい。
保育園の送り迎えや、子供が病気になったときの対応など、働くシングルマザーならではの悩みは尽きません。
私は必死に生活費を切り詰め、少ない収入でやりくりしました。
同時に、子供たちとの時間を大切にするため、なるべく残業をせずに済む仕事を探しました。
それでも、寂しさを感じる子供たちを見ると、胸が締め付けられる思いがしました。
離婚がキャリアに与えた影響
離婚は、私のキャリアにも大きな影響を与えました。
結婚を機に退職していたため、ブランクがあることが就職活動での障壁となりました。
また、子育てと仕事の両立を理由に、採用を躊躇する企業も少なくありませんでした。
実際、ハローワークに通っても、なかなか希望する条件の仕事が見つかりません。
子供の学校行事への参加や、急な発熱時の対応など、融通の利く職場でないと働き続けることが難しいのです。
こうした状況の中、私は改めて自分のスキルを見つめ直すことにしました。
以前働いていたデザイン事務所での経験を活かせる道はないだろうか。
そう考えたとき、Webデザイナーとして独立する道を思い描いたのです。
Webデザインのスキルを活かして再出発
スキルアップのための勉強方法
Webデザイナーとして独立するためには、ブランクがある分、スキルアップが必要不可欠でした。
私は子供たちが寝静まった夜の時間を使って、オンラインでWebデザインを学びました。
具体的には、以下のような学習方法を実践しました。
- Udemyなどのオンライン学習プラットフォームで、Webデザインの基礎から最新のトレンドまでを学ぶ
- YouTubeのチュートリアル動画を活用し、実践的なスキルを身につける
- 自主制作を繰り返し、ポートフォリオを充実させる
限られた時間の中で効率的に学ぶため、私は子供たちのスケジュールに合わせて学習プランを立てました。
午前中は家事と子育て、午後は自分の時間という具合に、メリハリをつけて取り組みました。
在宅ワークで見つけたチャンス
スキルアップを重ねる中で、私はクラウドソーシングサイトを通じて在宅ワークの案件を見つけました。
小さな案件からコツコツと実績を積み重ね、徐々に大きな案件も任せてもらえるようになりました。
在宅ワークは、子育てとの両立という点で大きなメリットがありました。
子供の体調が悪いときも、隣で見守りながら仕事ができます。
また、保育園への送り迎えの時間も柔軟に取れるので、子供との時間を大切にできました。
こうして、私は在宅ワークで培ったスキルと経験を武器に、Webデザイナーとして独立する決心をしたのです。
独立への道のり
初めての案件獲得と苦労
フリーランスのWebデザイナーとして独立したものの、初めのうちは案件獲得に苦労しました。
在宅ワークで培った人脈を頼りに、知人や以前の職場の上司に声をかけてみたものの、なかなか仕事に結びつきません。
そんな時、私はSNSを活用することにしました。X(旧ツイッター)やインスタグラムで自分の作品を発信し、少しずつフォロワーを増やしていったのです。
同時に、フリーランスのWebデザイナーが集まるFacebookグループにも参加し、情報交換を行いました。
努力の甲斐あって、SNSを通じて初めての案件を獲得することができました。
小規模な企業のWebサイトリニューアルの仕事でしたが、クライアントとの直接のやり取りを通じて、信頼関係を築くことができました。
顧客との信頼関係の築き方
独立当初は、価格面での競争力を重視するあまり、無理な納期や過度な要求を受け入れてしまうこともありました。
しかし、そのような姿勢では長続きしないことに気づきました。
私は改めて、自分の強みと価値を見つめ直しました。
他のデザイナーにはない、私ならではの視点やアイデアを提案することで、クライアントとの信頼関係を築いていったのです。
具体的には、以下のようなポイントを大切にしました。
- クライアントのビジネスや業界への理解を深め、共感を示す
- 単なるデザインの提案にとどまらず、マーケティングの観点からアドバイスする
- 納期や料金設定においては、自分の価値を適切に伝え、互いに納得できる条件を探る
こうした姿勢が評価され、徐々にリピートオーダーや紹介案件が増えていきました。
独立という選択は、自分自身と向き合う機会にもなったのです。
シングルマザーとして独立するということ
仕事と子育てのバランス
シングルマザーとして独立することは、子育てとの両立という点で大きなチャレンジでした。
デザインの仕事は集中力を要するため、子供がそばにいると作業効率が下がってしまいます。
そこで私は、子供たちが学校や保育園に行っている間に集中して仕事をするようにしました。
午前中は打ち合わせや企画作業、午後は実際のデザイン作業という具合に、タスクを時間ごとに分けて取り組みました。
また、子供たちに仕事の様子を見せることで、働くことの大切さを伝えるようにしました。
時には一緒にアイデアを出し合ったり、デザインの感想を聞いたりすることで、子供たちも私の仕事に興味を持つようになりました。
仕事と子育ての両立は簡単ではありませんが、工夫次第でバランスを取ることはできます。
大切なのは、自分に合ったスタイルを見つけ、柔軟に対応していくことだと私は考えています。
孤独感と向き合う
シングルマザーとして独立すると、孤独感に襲われることがあります。
特に、子供たちが寝静まった夜や、仕事で悩んだ時など、一人で抱え込みがちになります。
私も独立当初は、周りに相談できる人がいない状況に不安を感じていました。
そんな時、私はシングルマザーのコミュニティに参加することにしました。
同じ境遇の女性たちとの交流を通じて、悩みを共有し、アドバイスをもらえる場を得たのです。
また、趣味の時間を大切にすることで、リフレッシュを図るようにしました。
ヨガやピラティスで心身をほぐしたり、美味しいコーヒーを求めてカフェ巡りをしたりと、自分なりのストレス解消法を見つけました。
一人で頑張らなければならない時もありますが、支えてくれる存在がいることを忘れてはいけません。
時には弱音を吐き、助けを求めることも大切だと私は学びました。
まとめ
シングルマザーとして、ゼロからWebデザイナーへと再出発した私の物語をお話ししてきました。
離婚という困難を乗り越え、新たなキャリアを築くことは決して楽な道のりではありませんでした。
経済的な不安、子育てとの両立、孤独感など、さまざまな壁にぶつかりました。
しかし、自分のスキルを活かし、前を向いて進む決意をしたことで、少しずつ道は開けていきました。
そして、同じ境遇の人たちと支え合うこと。
一人で抱え込まずに、周りの人に頼ることも必要です。
私の経験が、同じような悩みを抱えるシングルマザーの方々への一つの道標となれば幸いです。
離婚を経験した私たちだからこそ、これからの人生を自分らしく、力強く歩んでいけるはずです。
あなたの中にある強さを信じて、新たな一歩を踏み出してみませんか。
応援しています。